ユーザインターフェースとは
MSNメッセンジャー(Windows Liveメッセンジャー)のインターフェースが変更された件で。
2009-03-30 17:10:57
入力時間 / 12:57
やっぱりWindowsはダメだなっ!マイクロソフトさんよぅ!!なんですかコレは!と、思うようなヒドいインターフェースになりましたよねWindows Live Messenger。あまりにヒドすぎるので書いてみました。ほんとマイクロソフトのデザイナーはどうかしてるぜおい。なんすかコレは。
と、いうことで上記のWindows Live MessengerとMacOS iChatのインターフェースを見比べてほしいんですが、このゴチャッと感というか、無駄の多さやチープさ加減は比較していただくと明確だと思います。勘弁してくださいよマイクロソフトさん。
スペースアルクとExcite翻訳に見るインターフェース
後述の写真を見ていただくとわかる通り、スペースアルクには「英和」と「和英」を選択するチェックがありません。Excite翻訳を見て頂ければわかる通り、旧来の翻訳サイトでは必ず「英和」か「和英」を選択してから検索するというのが流れだったんですよね。スペースアルクもそうでした。スペースアルクがリニューアルしたのが3年~4年前の話になりますが、リニューアルに伴って英和と和英のラジオボタンが消えたんです。そう。「英語が入力されてたら英和」だし「日本語が入力されていたら和英」だって自動判別してるんですね。これによってユーザは無駄なチェックを入れる作業が必要無くなったんです。
ようは「無駄な事をさせない」設計がインターフェースデザインだと思います。AppleやGoogleの持つ検索ロジックはあまりにシンプルですよね。でもNECや富士通が開発している基幹系のシステムでDBを検索するときは、驚くほど多くの項目に回答する必要があるわけです。それって無駄ですよね。使用者の立場に立った考え方に基づいてはいない。
そこで考える。インターフェースとは。
私の考えるインターフェースとは「人」だと思うんですよね。例えば前述のアルクの例で言うと「Helloの意味を教えて」と聞いたとして「それは英訳すればいいの?和訳すればいいの?」と聞き返されたら「コイツ馬鹿じゃないの?」と、なりますよね。どれだけシステムを複雑に見せず、シンプルに見せるか。そしてどれだけ的確に回答するか。それはシステム設計の領域にも入るわけですが、インターフェースデザインとはシステムと表裏一体。難しい事はバックエンドでやらせればいい。エンドユーザの負担を究極まで減らし、フロントエンドには最小限の情報を見せる。それこそがインターフェースの本質ではないだろうか。
Windows Live Messengerのわけのわからんインターフェースを見てください。無駄。本当に無駄。美麗とも思わなければ、使いやすいとも思わない。表示を最低限の項目に絞ってこれです。デフォの状態ではおびただしいほど無駄な情報が表示されるわけです。汚い。
ひきかえiChatのインターフェースを見てください。最小限の項目で、非常に理解しやすいインターフェース。これこそがインターフェースデザインってもんでしょう。違いますかマイクロソフトさん。
理解しやすく、わかりやすい。
それこそがやはりインターフェースデザインの本質なのではないだろうか。
P.216