費用対効果
技術料というのは非常に難しいものでいつもその事について私は悩みます。
2009-02-08 12:15:39
入力時間 / 15:28
周囲からは「仕入れが無い」から楽だよねと言われる技術職。もちろん私もそう思う。
でも仕入れが無いということは金額の多寡の基準が無いということ。
例えばポテトチップス。コンビニで買えば140円くらい。
ポテトチップスの価値を私は知っている。食べたいと思うから買う。
でも、Webやプログラムはそうではない。
例えばオーダー通りに作ったとして価値がない事を知っていても作らなければならない場合がある。
100万円でホームページを作った。それが100万円の利益を上げることができるのか。と言うこと。もちろんホームページの場合は純粋な目に見える売り上げ意外にも言い訳はたくさんある。アクセス数が上がれば知名度があがるだとか、ホームページから潜在顧客へだとか。信頼性やイメージ向上だとか。でもそれって言い訳にすぎないのでは?
もちろんそのことを踏まえて注文してくれる人も居るが、それは少数派で、大部分のクライアントはその価値を知らずに注文してくるわけです。その際に、作り手側の費用対効果だけを考えて、クライアント側の費用対効果を考えないのは商いとして成立するのだろうか。
札幌ではホームページ制作で5万で高いというクライアントも実際居る。でも50万で安いというクライアントも居る。
技術・知識というフィルタによってその真の価値が非常に見えづらくなっている。
それが私を悩ませる。
報酬というのは実際の効果に見合った対価であるべきではないか。
ただ、それを企業内で実践することは到底不可能だ。
なぜなら企業ではあらゆる面に置いて費用が発生するからだ。
非稼働人員でも人件費は発生するし、様々な経費が発生している。それらをオンしないと企業は成り立たない。
それはわかるよ。うん。わかる。
だから私は農家になろうと思っています。
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