ガイア論とインターネット
ガイア論はラブロックによって提唱された地球を一個の生命とする仮説ですが。
2008-11-28 18:29:14
入力時間 / 18:52
とてもおもしろい仮説なんですねこれが。人間を含めた地球上の生態系全てが「地球」という一個の生命の細胞であり役割であるというような内容のオカルト論です。とてもロマンチックな理論なわけですが、理論というより概念とか哲学に近いかもしれませんね。
うまいこと考えたなラブロックさんも。と思います。確かに地球を宇宙という外側の視点から見れば広大な宇宙の中に存在するひとつの生命と見ることができるかもしれません。それは国家や企業、地域、家族、などを構成する我々社会にも同じ事が言えるのではないでしょうか。
ガイアとインターネット
ガイア論のように地球を1個の生命として見るならばさしずめインターネットは地球のシナプスでありニューロンと見ることはできないだろうか。膨大な情報を分散して保有し、それらが電気信号によって結ばれる。人間で言う脳と同じような機構になっていますよね。地球という思考を持たない生命に、人間がインターネットという思考回路を与えたとするならばなんと素晴らしい事でしょうか!よく映画や漫画なんかで「機械が自らの意志を持つ」というネタがありますが、一番最初に意志を持つのはひょっとするとインターネット網という巨大なネットワークかもしれません。人間は地球に「思考と意志」を与えるためにこの地球に生み出されたのではと思えるくらいインターネットというのは革新的な飛躍ですよね。
人間の進化と地球の進化
そう考えると人間が進むのではなく、人間を包括する地球が進むと考えるのが本筋なのかもしれません。人間の進化ではなく、あくまで地球の進化の過程が人間の進化であり、ひょっとするとテクノロジーの進化はすべて地球という大きな枠で考えるべきなのかもしれませんね。
わたしもティムさんのように「地球を進化」させるようなテクノロジを残せたらいいなぁ。
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