和田憲幸のブログ

以前かいた分離脳のお話にちょっと似ているけれど、「自分」とひとことで言っても自分の中にはいろんな自分がおるよな、と。

それは自分の肉体面・精神面の健康状態や、自身が置かれている状況によって自動的に切り替わっている感じがするのです。「やる気がある自分」だったり「だらだらしたい自分」だったり。

もちろんそれらをすべて合わせたのが「自分」だとは思うのですが、できれば「有能な自分」が表出する機会を増やしたい。というか生きるってことは「いかに有能な自分を表出させて、いかに無能な自分を表出させないか」なんじゃないかって思ったんです。

それぞれの自分は出てくる条件がそこそこ決まっている

で、それぞれ様々な特性をもった自分たちですが、表にでてくる条件ってある程度は決まっていると思うのです。なので、「自分のやる気を出す」のではなく「やる気がある自分が出やすい環境をつくってやる」というのが正しい解釈なのかなって。

マルクスの「意識が生活を規定するのではなく、生活が意識を規定する」というのとちょっと似ている感じがする。自分という存在は自分が置かれている状況によって規定されるのではないかなと。

なので、そのシチュエーション毎に自分が存在し、ようは自分は複数内在しているんじゃないのかなと思うに至ったわけです。

ということで、より効率的に「すぐれた自分」を表出するための工夫ができればもっと仕事進むかな、とぼんやり私は思うのです。