和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(44歳)のブログです。

情報を発信する理由の今と昔

DeNAのWELQというサイトがやらかした問題ですが、WELQだけじゃありませんよね。っていうか今のネット上の情報の殆どがWELQと同レベルというかウソクセー状態ですよねって先日も書いた気がするが。この問題の根底にあるのは情報を発信する理由なんじゃないかなと。

2016-12-05 08:33:28
入力時間 / 21:50

やや旧聞になりますがDeNAのWELQ問題について。簡潔に言うならDeNAという大企業が個人レベルのアフィリエイトサイトつくって炎上したという話。先日も書いたばかりですが昨今検索でたどり着くサイトの多くがまがい物です。それは情報を発信する理由がお金だから。クソみたいな話ですけど。

お金のために情報を発信する時代

なんでクソみたいな情報が跋扈する時代なのかと言えば、インターネットすべてをGoogleが広告の場にしたことが問題だと私は思います。知識も技術も無いようなクソみたいな個人が「アフィで一儲けしたろゲヘヘ」とかアホみたいなことを考えた末にたどり着くのがクソみたいな情報を掲載するアフィサイト。WELQはそれを大企業がやったというクソみたいな話です。

情報を発信する上での目的があくまで「お金」。次元が極めて低いクソみたいな情報発信の動機。だから嘘や裏付けの無いことを平気で発信できる。これは今のマスメディアにも同じことが言えますが。

情報を発信することが目的だった時代

お金と無縁の時代のインターネットって純粋に楽しさを追求していた気がする。というとおっさん臭いし懐古主義的だけども。でも少なくとも今より銭ゲバじゃないというか、「お金!お金!」「広告!広告!」してなかったと思うんですよ。黎明期にはそもそもアフィリエイトなんて無かったし、単純に「情報を発信する事自体が目的」だった。

お金って大事だけどソレを目的にしちゃうとどんなことでもクソみたいになる。そしてクソみたいなバカやアホはソレを目的にすると手段を選ばずにやるからこうなる。そしてそういったバカやアホが増え続けることでインターネットはガラクタだらけのクソみたいな世界になる。GoogleがYoutuberを焚き付けてクソみたいな動画が増えているYoutubeと同じ仕組みですね。

お金を目的にしちゃ楽しくない

いや、霞食って生きてるわけじゃないんでわかりますよ。お金は大事。でも「お金を得る手段」ってのは「お金を得る事」自体よりも遥かに重要だと思うんです。お金は大事だけど少なくとも嘘ついてまで得るものではない。

誰もがインターネットで収入を得ることができる時代。その「誰もが」の中にはリテラシーもモラルもへったくれもないバカやアホが大量に含まれている。さっさとこういうガラクタみたいなコンテンツがAIによって一掃される時代にならないものかなぁ。

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