和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(44歳)のブログです。

仕事や家族の優先順位

組織の最小単位である家族。家族や仕事は優先順位としてどうあるべきかと考える。

2014-04-14 04:02:07
入力時間 / 16:20

やや旧聞にいなりますが、ちょっと話題になっている高校教諭が入学式を欠席のアレですね。これは意見がパッキリ割れるような話だと思いますが、私であれば仕事を優先するでしょう。これは優先順位の話でもありますが、人生をどう捉えているかの話でもある深い問題なんじゃないかなと。

最近よく耳にするブラック企業という言葉もそうですが「会社や仕事に人生を捧げる」なんて時代じゃもうありません。私はそれをちょっと悲しいことだと思います。仕事に人生を捧げることや仕事を大切にすることって家庭や家族を軽視することではないし、企業や社会の奴隷になることでもない。私はそれを「責任」だと思っているのですがどうでしょう。

なぜ仕事をするか。なぜ働くか。それはこの世界で生きていく手段のひとつではありますが、この世界に対して何らかの働きかけができる数少ない手段が仕事だと私は思っています。だからこそ自分が時間と命を捧げる仕事は尊く、貴重であって、人生を捧ぐ価値のあるものだと私は考えています。よしんば仕事をせずとも生きていけるお金があったとしても、私は働くでしょう(無論、だらけもするでしょうが)。

家庭と仕事のどちらが大事などというナンセンスな問いはどうでもよいとして、家庭とはあくまで社会の最小単位のひとつであり、その家庭は仕事によって基本的には成り立っています。つまり「家庭があるから仕事がある」というよりは「仕事があるから家庭が成り立つ」と言い換えることもできます。であるならば、どちらを尊重すべきかと言えば私は仕事を尊重すべきだなと思うに至るわけです。これは別に「家庭を大事にするやつが馬鹿だ」なんて話ではありませんが。全体主義か個人主義かの違いと似ていますね。

私の父はワーカーホリックでしたが、そんな父を私は尊敬しているので尚の事なのかもしれません。もちろんどちらが大事か、という問題は第三者によって決定されるものではないため難しい問題ではありますが、現代社会においては仕事よりもプライベートが重視される傾向にあるような気がして私はちょっと悲しいです。

プライベートが大事なように、仕事だって当然大事です。
仕事に誇りや責任を持つことが糾弾されるような社会にはなってほしくないな。

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