パソコンは死なない
タブレットがどれだけ隆盛しようとも、PCがどれだけタブレットに近づこうとも。
2012-12-07 07:12:31
入力時間 / 05:41
上記の動画はいままさにこれを入力している状況を撮影したものだ。私は意識すること無く自身の思いの丈を文章として出力することができる。それはタッチメソッドのおかげだったりする。手書きで文章を書けと言われても私はここまで流麗に文章を起こすことはできないだろう。
中学生の頃から入力練習をした賜物だろうか。私は自分が思うか、または思わないかというその刹那にキーボードを無意識的に打つという技能を得た。これは自分の思考を具現化・客観化するための手段として現在も大いに役立っている。「文章を書こう」と思うのではなく、無意識に「文章になっている」といったほうが正確かもしれない。
意識するという事がなく入力ができるというのは様々な恩恵がある。たとえ今後音声入力が進化していったとしても、決して「キーボードによる入力が絶滅」するという事にはならないと私は思うのだ。なぜなら音声入力がどれだけ進化したとしても、それは発音を超える事ができないためだ。しかしタッチメソッドやブラインドタッチは容易に発音を超える事ができる。まさに脳の内容を直接アウトプットしているかのように。
タブレットやスマートフォンがどれだけ進化しても、絶対に勝てないものはキーボードだ。Surfaceにはキーボードが付いているが、あんなのはオマケだ。キーボードってのはメカニカルでフルキーボードじゃなきゃ意味が無い。それが入力のために合理化された仕組みだから。
どんなにコンピュータが優れた進化を遂げたとしても、結局のところそれを使うのは人間の意思であり思考だ。その壁を超えることができない以上は、より合理的にその意思・思考をコンピュータに伝えるための手段が必要不可欠だ。私にとってメカニカルなフルキーボードはまさにそういったたぐいのものと言える。
やっぱりパソコンとは素晴らしい。だからきっと今後も決して無くなることはないし、今後もよりよい進化を続けていくだろう。
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