和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(44歳)のブログです。

消費者優位なんて認めない

すこしスッキリしたから書こう。ちょっとモヤモヤが解けた。

2012-04-06 03:11:42
入力時間 / 16:40

以前、商業とは困っている人を金をもらって助けると書きました。そして私は昨今の意見・要望を通り越して批判・中傷に至る消費者の増長がスゴク気に入らなかったんですよ。その不快感の原因は消費者優位の現状にあったのだと理解した。

困ってる奴を助ける。そして、その困ってる奴が助けられて文句を言う。これが不快感の根源だったんだ。私は「お客様は神様」という考えが嫌いだ。いや、厳密にはそうじゃないんだけど社会一般に浸透している「お客様優位」の考え方がキライなんだ。いくら金を払うからといって消費者に優位性があるなんておかしいでしょ。どこで消費者は勘違いして道を違えたのか。

私の仕事は基本的にソフト販売を除いて後払いです。これはいつか書いたような気もしますが「嫌な客だった時、仕事を断りやすくするため」の後払いです。客に選択する権利があるように仕事を請ける側にだって断る権利くらいある。という驕った考え方の持ち主なので。気持よく仕事できなきゃいい仕事もできないですしね。

現状、どういう形でこうなったかはわからないけど、日本の美徳的な「おもてなし」を勘違いしている輩がきっと多いんでしょうね。「もてなす」ことと「甘やかす」ことは似てるけど全然違う。それに「もてなされる」という事が消費者の優位性を示す事ではないのは当然のことでしょ。

「金を払ってるんだから」という道理もあるかもしれないが、多くの場合において企業やサービスは消費者を選ぶことができない立場にある。テメーで買っといてテメーの思い通りじゃなかったら文句を垂れるってどう考えてもおかしいでしょ。もはやある種のパワハラですよ。消費者に服従を強いられる企業にとってはね。

消費者は甘やかされたらやっぱ駄目なんですね。千尋の谷から突き落とすくらいじゃないと。
このまま消費者が増長していったら、きっといつか企業やサービスは駄目になっちゃうもの。
消費者は自身が与えられている身だということを自覚すべきだ。

それはなにも商業だけの話ではない。人間は与えられているから存在できるわけだし。

まぁ私は断る権利を持っている稀有な無職なのでそういう事ないですけどね。
傍から見ていてなんでこんなに不快になるのかちょっとわかってスッキリした。

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