和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(43歳)のブログです。

変化を嫌う

人は誰しもが一様に変化を嫌う。と思う。

2011-11-08 22:23:00
入力時間 / 14:06

これはどんな人にも当てはまる。例えば革新や改革を謳う者でさえも本質的には変化を嫌っている。と思う。という話。

この社会が一向に合理的にならないのには人間の根底にある変化を敬遠する心理が働いているのでは無いかなと考えた。人は、もっと言うなら動物は変化を恐れ、変化を嫌う。それは生命の根源たる本能に帰結する問題なのかもしれない。そう。変化とはつまりリスクを伴うものだから。

しかし、時としてこの社会には変革や革命、進化が訪れる。それらをもたらすものはなぜ変化を嫌わず恐れないか。それは変化を理解しているからに他ならないだろう。変化を理解するという事は、その変化の前後を知ること。もっと言うならばそれを好むこと。そして楽しむことであると言える。

世界各国で不景気が続きギリシャの次はイタリアが破綻しそうな昨今ですが、政治の空転は日本だけじゃなく世界各国共通の問題だ。私はその問題の根底にあるのは改革・変化を敬遠し、恐れる政治家と国民にあると考えた。

今より悪くなるなら現状維持がいい

恐らくは知識を持たず変化を理解しようとしないすべての政治家や国民はそう考える。それはごく自然な思考だろう。現状維持。現状に甘んじるという愚行は世の中を悪化させることはあれど、前進させることなど無理に等しい。

ではこの社会が、そして世界が変化を受け入れるようにするためにはどうすればよいか。
それは前述の通り、変化を理解し、好み、楽しむことであろう。

これを知る者はこれを好む者に如かず
これを好む者はこれを楽しむ者に如かず

私の大好きな孔子のお言葉です。
そのことを知っている者も、そのことを好む者には敵わない。
そのことを好む者も、そのことを楽しむ者には敵わない。

という意味です。
平たく言うのであれば、仕事でも政治でも好み楽しむ事が私は肝要だと思うのだ。
いま世界中の政治家を見て、「政治」を好み楽しんでいる人がいったいどれだけいるだろうか。

知ること。好むこと。楽しむこと。これは生きていく上で最も大切な要素だと私は思います。

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