和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(44歳)のブログです。

安楽自殺制度とかあったらいいのにね

今年も自殺者が3万人越えが確実となり本当に日本は自殺大国なんだなと痛感。

2010-12-07 06:31:39
入力時間 / 13:52

こんなに恵まれている国にも関わらずなぜこんなに自ら死を選ぶ人間がいるのか不思議でたまらない。3万人ですよ3万人。毎月3000人弱が自殺してるってちょっとスゴいですよね。wikipediaを見ると10万人当たりの自殺者数で日本はなんと世界5位。素晴らしい成績です。日本は無宗教だし、精神が細いから自殺が多いのかしらね。

まぁ私は死にたい人間は死ねばいいと思うよ。生きていたくないのに無理して生きる必要もあるまい。私もどうしても死にたくなったら自殺してもいいかなとは思う。まぁそうはならないけどね。ただ、問題なのは自殺を選択する人間は往々にして心神喪失状態だと言う事。ようは多くの自殺はストレスの蓄積により突発的に発生するってことです。

以前も何度か書きましたが私の母はうつ病でよく「あぁ死にたいわぁ」と漏らしている。ふとした瞬間に車道に飛び込みたくなることもあるようで「死ぬなら他人に迷惑がかからないように死になさい」と言っておきました。そう。ふとした瞬間にやってくる自殺衝動。それを回避するために標題の安楽自殺制度があったらいいんじゃないかなと。

たとえどんな人間であろうとも苦しんで死ぬよりはサクッと楽に死にたいと願うものだ。完全自殺マニュアルなんて本もありましたが、自殺のためのメソッドの多くは一瞬で苦しまずに死ぬことを目的に模索されたもの。苦しみから逃れようって錯乱してる人間でも自ら苦しい・痛い思いはしたくないと見える。

であれば死ぬ権利を国民に与えることによって、ちゃんとした手続きのもとで死を選択できるようにすればいいと思うのね。そうすれば少なくとも突発的な自殺衝動を一時的に抑制することができるし、硫化水素自殺のような馬鹿げた二次災害に発展することもない。

多くの自殺の要因は本当に本当に取るに足らないくだらないことばかりだ。でもその一瞬、自殺を考えている一瞬だけはその原因がくだらないってことに気付けないわけだ。だから気付く時間を設けるためにもそういった手続きを踏めば安らかに死を迎えられるって制度があれば、あるいは死を衝動的に迎える前に一呼吸置く時間もできるんじゃないかなと。

別に死にたきゃ死ねばいいけどさ。死んでも楽にはなれないんだよ。無に還るだけなんだから。苦しいとか楽しいとかそういう事すら、というか意識すらなくなっちゃうんだから。死んだあとで「やっぱナシ」ってできないじゃない。もちろん自殺衝動にかられている人間にはそういった事を考える心のゆとりすら無いんだろうけど、年間3万人はちょっとさすがにもったいないわ。

まぁ安楽自殺制度なんてできるはずもないけど、尊厳死などの死に対するありかた・権利は今後もいろいろと議論されていくだろう。いっときの感情で死を選ぶ人が減るといいんだけどねぇ。

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