和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(44歳)のブログです。

藻岩山登山2010

今年も登ってまいりました藻岩山。標高は530.9メートル程度の山なんですけどね。

2010-09-06 05:42:45
入力時間 / 14:48

藻岩山 展望台から見た札幌。田舎とはいえ190万人都市だけあってゴミゴミしてるなぁ。
登山の道中にいた蝶々。名前はわかりません。

行く予定は無かったんですが、流れ的に行く事になったのでちょっと登ってみました。登りにかかった時間は80分ほど。登りはじめて5分でもう身体が悲鳴をあげ、肉体の衰えを痛感した次第です。

去年登った時も「二度と登山なんてするかっ!」と思ったはずなんだけど、なんでまた登っちゃったのかな。ほんとこの程度の山でもツライ。しかも別に山を登る明確な理由なんて無いじゃないですか。もう弱音のオンパレードです。自分のヘタレ加減を痛感しました。

登山でわかる自分

で、思ったのですが登山って自分を再確認するという意味ではスゴいなと。改めて自分の人間性を知るよい機会になりました。前述の通り登山なんて明確な目的をもって成す事ではない。しかもツライしシンドイ。これって人生と同じですよね。あ、去年も似たようなこと書きましたけど切り口が違うからご容赦ください。

今回の登山でわかったことは私がスゴイヘタレだってこと。泣き言をよくたれるってこと。愚痴をよくこぼすって事。逃げ道があったらすぐ逃げるってこと。逃げ道が無かったら渋々でも進むってこと。なんやかんやでとりあえず登頂は目指すってこと。などなど。漫然と生きていたら死ぬまで気づかないようなタメになることを山は教えてくれるんだなぁ。

歳をとるとツライことが無い

歳を重ねると逃げ出したくなるようなツライことや怒られるようなことってほとんど無い。それがきっと人生に怠慢になる原因のひとつなんじゃないだろうか。でも登山はほんとツライ。しかも意味無く。理不尽なほどツライ。引き篭もりで弱った私の身体は容赦なく軋み悲鳴をあげる。若いころは死にたいくらいツライことってあった気がする。怒られることもたまにあった。

歳をとったら自分をそういうツライ状況に自分から持っていかないと体験できない。知らず知らずのうちに社会の中では回避してるから。でもやっぱりツライことは定期的に体験しなきゃいけないんだろう。生きることを実感するというか、自分を再認識するというか。

平穏の中で暮らせるのは幸せだけど、平穏の中にいたら気づけないこともやっぱりあるんだ。
今年はまだまだ暑いみたいだからもっぺん札幌岳登るぞ!

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