和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(44歳)のブログです。

おざっす!

私が昔勤めていた営業会社でのあいさつは「おざっす!」でした。

2009-12-22 20:19:31
入力時間 / 11:17

私が2番目に勤めた会社は営業会社でした。典型的な体育会系です。上司が部下に体罰をすることも少なくは無かったし、体罰用のゴルフクラブが置いてあったりして、ホントすごい会社でした。めっちゃ体育会系です。

その会社では朝礼があり、社訓十訓をみんなで読み上げるんですね。
以下、株式会社アイディック(すでに倒産してます)の社訓十訓です。

ひとつ、目標を掲げよう。明確な目標なくして仕事は始まらない。
ひとつ、計画を練ろう。綿密な作戦を立て計画の完全実施にこだわろう。
ひとつ、行動を起こそう。無より有を生むには迅速な行動しかない。
ひとつ、創意工夫をしよう。常に世の中未完成、完成完全に近づこう。
ひとつ、熱意を注ごう。熱意は不可能を可能に変える。
ひとつ、スキを無くそう。常に頭はフル回転、ツケ込むスキを与えない。
ひとつ、先を見つめよう。常に先手と布石を打ち精神に余裕を持とう。
ひとつ、必ず達成しよう。100%と99%は天と地ほどの開きがある。
ひとつ、冷静に反省しよう。客観的に振り返り問題点を明確にし改善を行おう。
ひとつ、日々成長しよう。同じ日はもう来ない、その日を大切にし必ず自分に成長をもたらそう。

これを毎朝毎朝、馬鹿みたいに大きな声で言うのです。全然知らない人が見たら宗教みたいに見えるかもしれない。それでもこの「声出し」は私にとってはとてもよい経験だったなと今でも思います。社訓も今の私を形成している一財になっています。

体育会系というと、なんとなく粗野でガサツなイメージがあると思いますが、まぁその通りなんですけどね。それでも体育会系のよいところは団結力にあると私は思います。一枚岩になってひとつの目的・目標へ進むその様はえもいわれぬ一体感があります。それは現代社会で忘れられガチな規律。絶対的な存在である上司への絶対的な服従と忠誠。

時代錯誤かもしれませんが、そういう企業は本当の意味で強い。個人を尊重する世の中になるのはいいことかもしれない。でも個人個人がバラバラの企業ほど居てつまらない企業はない。各個が権利や主義を主張してまとまりの無い企業よりは100倍美しいですよ。

結局、理想論ですが企業とは家族であり、仲間であり、チームじゃなきゃダメなんですよね。体育会系の企業にはそれがある。今日、ちと所要で体育会系企業さんの全体会議にお邪魔して、それをしみじみ実感させられましたね。

スポーツには「礼に始まり礼に終る」という言葉がありますが、体育会系の企業はあいさつの声がとてもデカくていい!朝礼の「声出し」も結局は「発声」という「相手に伝えるための手段」のおさらいなわけです。現代では当たり前にあいさつできない人も増えているわけですが、今後は体育会系企業というひとつのジャンルは再評価されるべきかもしれませんね。

ともあれ、一度は営業職を経験してほしいですね。人生観・価値観はガラッと変わると思います。あの過酷さ…。あ、私は営業職ではなくWEB系の制作やってただけですけど。

ということで僭越ながらIT事業部札幌営業所 WEB管理課 和田でした!おざっす!!

P.456