和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(44歳)のブログです。

望むこと。求めること。

相手に対して何かを望んだり求める事は間違っていると思う。

2009-05-23 15:50:29
入力時間 / 14:49

恋人だったり、会社だったり、お客さんだったり。
それらに対して何かを望んだり、求めることはいけないことではないだろうか。

人は自分の思いの丈が受け入れられなかったり、理解されないと焦燥感や苛立ちを募らせる生き物です。それは「相手が理解してくれるであろう」という希望的観測が不調和に終わった事に起因するんだと思う。つまり自己中心的であり一方的に相手に対して何かを期待しているのだ。それが伝わらない・受け入れられない事によって憤慨するのはあまりにも自己中心的で利己的な考えだろう。

100歩譲って期待するのはよいが、期待は所詮期待である。それは自己都合の産物なわけだから、その期待に応える応えないの如何に関わらず、相手に責任を押し付けるのは間違っていると思う。

100%の相互理解は100%不可能だ。それは脳にUSBを直結できる日がくるまで人類や生命にとって永遠のテーマかもしれない。だから争いや戦争が無くなる事はないだろう。しかし「相手が自分の事を理解できない可能性がある」ことを理解することはできる。だからきっと相手が理解を示すと最初から思わなければ、面倒ないざこざは発生しないのではないだろうか。

もし、理解してもらうための最大限の努力をしても相手が理解を示さない場合、それはもうどうしようもないのだ。バッサリと切り捨てればいい。悲しいことだがその平行線は一生かけても平行線なのだ。そこに労力を傾けること自体が無駄なのだ。だから理解されない事に対してストレスを溜めたり、イライラすること自体が無駄なのだ。

つまり、恋人でも友達でも会社でもお客さんでも。相手に対して何かを求めてはいけない。何かを求めるのではなく、理解されない事を理解する必要がある。そして理解されないのであれば、その場を離れればいいだけ。そこで無駄なエネルギーを争いに費やす必要はないのだ。それがおそらくお互いにとって最良の道なのだ。

相容れない考え、相容れない思い。私も過去に数々そういう場面に出くわしましたが、無理に自分を相手に合わせるでもなく、相手を無理に自分に合わせるでもなく、別々な道を歩むことが最善だとはっきり言えます。

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